EHD and Electrostaic Propulsion Devices
電気流体力学と静電気力による推進装置
上部分電極の集約
2024年 2月27日
キーワード; 金属の分極、電荷、静電容量、電界、大気イオン密度、弱電離プラズマ
Keyword; EHD, Electrostaic, Propulsion, Charges, Capacitance, Polarization effect in Asymmetrical Metal Structure, Plasma
ここでは、EHDデバイスの上部の電極構造に関して説明を行う。
EHDデバイスの基本構造についてであるが、リング状の2重電極構造が基本となることを述べた。
しかし、実際、上部電極がワイヤ構造であると高速飛行時に空力に支障が出る。
このままの構造で、低速な飛行は可能であることは間違いがないが。
そこで、下記図のように分極構造を利用し、上部の電極を小型・単一化する。
図 上部電極の集約 分極構造の利用
他で述べたように、EHDデバイスにオール金属構造を採用した場合、EHDデバイスは簡単に飛ばない。
巨大な高電圧が必要となる。
この構造のメリットであるが、
1) 必要な上部の電極が集約でき、小型化が可能
2) 浮上の入力電圧の閾値が低下
実際に実験で動作することを確認済みである。